私が今回紹介する小説は
桜のような僕の恋人
と言う小説です。
みなさん普段小説は読まれますか?
漫画は読むけど小説は読まない!と言う人が多いと思います。
その理由として挙げられるのは
・文字だけだとつまらない
・ページ数が多い
・漫画より面白いものがない
などなど他にも色々ありますが漫画よりは読むユーザーが少ないです。
それでも人気の作品もたくさんあり、昔の作品でも根強い人気があるものも多くあります。
そんな中、桜のような僕の恋人は2017年2月17日に集英社文庫から発売されたものです。
作者は宇山佳佑さんですが、名前を言われてもピンと来ない人が多いと思います。
それはもちろん僕もそうでした。
しかし、調べたらとても有名な作者さんでした。
代表的な作品で言うと
・今夜ロマンス劇場で
・ガールズ・ステップ
・君にささやかな奇蹟を
・この恋は世界で1番美しい雨
など多くの有名作を書いています。
今夜ロマンス劇場では映画化もされ、とても人気の作品でしたね。
そして信長協奏曲の脚本も書いています。
そんな宇山さんが書いた小説の中で1番人気と言ってもいいのがこの小説です。
簡単なあらすじは、カメラマン見習いの晴人と新米美容師美咲が気づいたらお互いに恋に落ち幸せな時間を送る。
そう思っていたがそう簡単に幸せはずっと訪れるものでは無い。
そんなとても切ない恋を描く桜のように儚く美しい物語となっています。
この物語は設定がはっきりしていて
第1章 春
第2章 夏
第3章 秋
第4章 冬
第5章 新しい季節
とこのように、四季とその次の新しい季節。
季節によって変わる感情、考え方、捉え方。
それぞれの季節ごとにしっかり物語が入っていて読んでいて飽きない。
むしろもっと読みたくなるし、その小説の物語に自分がどんどん入り込んでいくのがわかる。
読み終わった時には言葉には表わすことの出来ない喪失感に胸が締め付けられる。
それぐらい儚さや悲しさがある。
当たり前の日常が当たり前にくる訳では無いし、今あるこの容姿がいつ変わるかわからない。
間違いなく感情輸入してしまう。そんな小説です。
色んなSNSで評価の声が上がっています
ひさびさに小説で涙止まらなかった。
— nao (@Nao_Redbrown) 2020年11月26日
ゆっくり読むつもりがあっという間に読了。
ちゃんと毎日生きよう。
コロナのせいにしない。出来ることから。#桜のような僕の恋人 pic.twitter.com/KtYuZaouz6
実際に、私はこの本をいろんな人たちに勧めてきました。
その中には小説を読んだ事がない子もいます。
その子達も読んでいくうちにどんどん物語に入り込んでいき、最後は泣いてしまったとか。
私が皆さんにこの小説を読んで欲しい理由は二つあります。
それが
1.当たり前の日常の変化はすぐそこにある
2.行動に起こす事が何よりも大事
この2つです。
特に今はコロナで大切な人がなくなったり、したい事ができなかった人がとても多いと思います。
なので、今読むことでさらに理解が深まり今を必死に生きようとなるはずです。
感動したい。泣きたい。これから小説を読んでみたい。
そんな人にオススメです。
是非読んでみてください!